人間がリーダーであることを自覚させる

犬をしつける際は、人間の立場の方が圧倒的に上である事を自覚させることが必要です。
つまり、飼い主がきちんとリーダーとして振る舞わなければならないという事です。

 

犬はそもそも群れる生き物であり、群れの中にリーダーがいます。
そして、群れに所属する犬はそのリーダーに従って動きます。
これは、家族で犬を飼う際にも当てはまる事ですから、
飼い主が一番であると自覚させることが必須であると言えます。

 

犬は「家族+自分(犬)」が一つの群れだと認識しています。
そして、犬は自分を含め、群れの中で順位を決めています。
(犬を見ていると、なんとなく分かってきます)

 

この際、犬が「自分が一番」だと感じていると最悪です。
しつけの難易度が大幅に上がってしまいます。
エサを用意している際に吠えるでしょうが、
その時の犬の気持ちは「俺にエサを速く出せ」であり、
「エサを下さい」ではありません。

 

また、家族に小さなお子さんがいると、その子の命令だけ聞かなかったりもします。
犬はそれくらいに頭が良い生き物なのです。

 

 

■犬に自分が一番下だと思わせるには?
飼い主が一番であり、家族を挟んで自分が一番下であると自覚させるには、
食事を利用するのが良いです。

 

ご飯は、先に家族が済ませましょう。ご飯を食べているときに、
犬が催促してくるかもしれませんが(吠える事もあるでしょう)、
それでも、エサを与えてはいけません。
それをしてしまうと、犬は自分の順位を勘違いしてしまいます。

 

家族が食事を完全に終え、何なら片付けも完全に終わってから、
エサを与えるようにしましょう。

 

■飼い主が主導権を握って犬と遊ぶ
飼い主は「遊んであげる存在」であり、「遊んでもらう存在」ではありません。

 

ですから、飼い主がリーダーとなって遊ぶようにしましょう。
例えばフリスビーで遊ぶのであれば、フリスビーをきちんと犬が拾ってきたタイミングで、
遊びを締めるようにします。飼い主が取ってくるような事だけはしてはいけません。

 

■犬の散歩も完全に人間が支配する
犬の散歩自体は大切ですが、その散歩は人間が完全にコントロールして下さい。

 

散歩は犬にとって非常に楽しいものですから、
リードを引いて、暴走しようとするかもしれません。
ですが、それに従っていては「犬が支配する散歩」になってしまうのでNGです。

 

引っ張られたら引っ張り返して、好きには動けないようにしましょう。
とにかく全部人間が制御して下さい。
そして、家のドアから出るのも、帰宅して家に入るのも
「人間→犬」の順番で行ってください。

 

■犬と一緒に寝ない
犬と一緒に寝てしまうと、犬は人間を同類だと感じてしまいます。
「自分より下だ」とまでは思わない場合が多いですが、これももちろん駄目です。

 

飼い主と犬は異なる存在なのだと分からせるためにも、
一線をきちんと守るようにして下さい。
犬とは起きているときに触れあいましょう。

 

 

とにかく、犬に「飼い主がいるから生きていけるのだ」と思わせることが大事です。
「人間が生活環境や安全性を整えてくれていて、エサもくれる」
と犬に自覚させる事が、しつけの基本方針であると言えます。

 

子犬のときからしつけるのが良いのか!?

しつけの効果が出やすくなるので、犬は子犬の折から飼うようにするべきです。
犬が大きくなってからでは、野生の本能のせいで
しつけの効果が出にくくなってしまう場合が多いです。

 

犬を飼うのであれば、その犬が人間ときちんと生活できるように、
しつけていかなければなりません。初めの6ケ月程度で
犬の性格がほぼ決定すると見られていますから、あまり甘やかすのは厳禁です。

 

 

この時期に温いしつけをしていると、本能が勝つようになってしまいます。
吠える事は犬の本能でもあるので、無駄に吠えやすい犬になってしまいます。

 

ごく最低限のしつけを4ケ月頃までに、そして生まれて4ケ月頃から
基礎的な教育をしていくようにして下さい。

 

成熟していくにつれて、新しい情報や秩序を身に付けていく事が
難しくなっていくので、しつけの効果が出にくくなってしまいます。
(人間で考えると、大人になってから外国語を身に付けるのが難しいのと同じです)

 

また、室内で飼うのであれば、無駄吠えに関する教育にすぐに着手しましょう。
そして、トイレ関係のしつけも早めにスタートさせましょう。

 

 

 

小さい犬は特に愛くるしいですが、なんでもかんでも
可愛がるだけでは良い飼い主にはなれません。

 

噛み癖や吠え癖を付けたり、妙に興奮させたり、
不必要にじゃれさせたりするのは厳禁です。

 

 

そして、小さい頃から、飼い主以外の人間とも接触させるようにしましょう。
こうする事で、不必要に人間を恐れる事のない成犬へと育っていきます。

 

社会性を身に付けないまま成長してしまうと、
人間に向けて吠えやすい犬になってしまいます。
これは、子犬の折に人間に暴力を振るわれていたり、
飼い主以外の人間とあまり接触していなかったりすると陥りやすいパターンです。

 

 

ですから、色々な経験をする機会を与えてあげてください。
そうすれば、不必要に物怖じせず、人に対して恐怖を抱かない、
利口な成犬にする事が叶うはずです。

 

ただし、子犬は感受性が極めて高いので、その点にも注意が必要です。
ですから、教育している折に、怖がってブルブルしているようなのであれば、
すぐに抱きかかえてリラックスさせてあげることも大事です。
犬はやはり怖がりで、ナイーブな生物でもあります。
ワンブル